まさかそんなはず…… って思った。

どこまで優しいんだよ馬鹿


この私が人を好きになること自体珍しいのに

その人のことを想って涙を流すなんて……っ




14日朝


13日の夜からもう歩の声が聴きたくなってて。

14日の朝思い切って電話してみようって。



―大人太鼓って朝早いのかな…

そう遠慮しつつ結局8時過ぎに電話をかけてみた



出たのは…うーん…;

御祖母さん?なのかな、お母さんではなかった…はず(



会話と言えば↓



くぅ«何時くらいに帰ってきますか?»
  «昨日も遅くてねぇ……22時はすぎると…»
くぅ«そうですか;それではもし早く帰ってきたら
   電話していただけるよう頼めますでしょうか?»
  «はいはい^^ ええっとお名前は?»
くぅ«前田、と言えば電話番号も分かると思いますので*»




まぁこんな感じ。笑


7時ごろに出たらしくて うわぁ だったww

あえて名前にしなかったというね^P^
まぁ大人太鼓なんて酔う大人に引っ張られどんちゃんするんだろうし←
きっと電話なんてかかってこないと思ってた。

まず、お相手さんが電話がかかってきたっていうのを
忘れてそうな気もしたし( ´艸`)





約12時から22時まで子供太鼓は動き続けた(勿論休憩も入れたけど)

全力で『よいさーよいさぁぁぁぁっっっ!!!』と言い続けていた私の喉は
悲鳴を上げ…声は出るけどガラガラ。


帰ってきて自分の部屋に行きボーっとしていたら


家の電話が鳴った



くぅ『こすっ!(弟の呼び名)私がでr((ガチャッ


くっそぅ、とられた。

でもすぐに

光望『ねーちゃぁぁんっ、電話ー!』


私を呼ぶ声がして。 私の胸は何故か高鳴った。


少し淡い期待をしていたから。




くぅ«はいっ»
  «あー、歩…ですけど…»
どこか照れくさそうな様子な気がした♪


それと同時に、 ―あ、頑張ってたんだな///

そう読みとれた


歩«今帰ってきたとこなんよ»
くぅ«私も本当さっき!»
歩«? どこ行っとったん»
くぅ«地区の子供太鼓に参加してたんよ♪»


歩«声出んしっ…»
くぅ«あは( 私..もっ…;;»

絶対頑張ったんだろうなって思った。
いつもの低音ボイスが更に低くて。
他の男子と、大人に交じって声張り上げたんだろうなって。


歩«明日なー上小来たらおるで»
くぅ«へー…何時?»
歩«………知らん。»
くぅ«えーっwww»

なんでそんなこと言うの?
来いってこと?バカじゃないの?


巫女さんで行けんって返事して


くぅ«気をつけときなよー笑»
歩«うん»

くぅ«ありがとうっ!»
歩«ぉぅ。»


なんか言いたくなって言ってみただけ。

それで切れた。


1分44秒とか短いけど、明日の励みになった。

明日何時間にもわたって…朝から夜まで
各地区で、面倒な衣装を身にまとい、扇や鈴を使って舞う…
巫女の舞台の励みに。



帰ってきたばかりで電話してくるなんて馬鹿じゃん。
火曜日にひとこと謝ってくれればいいだけなのに。
なんで、電話してきたんだよ。










そんなの、そんなのっ………



君をもっと好きになるだけなのに!